ふるさと納税

もう消えかけ!ふるさと納税で換金して現金化できる金券などの返礼品

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ふるさと納税の返礼品を換金する方法

 

2018年のふるさと納税ではAmazonギフト券やJCBギフトカードが返礼品にあり、わざわざ返礼品を現金化しなくても現金同等物を手に入れることができました。

しかし、残念ながら2019年は現金同等物の返礼品が存在しません。Amazonギフト券にいたっては総務省が名指しでルール違反を指摘され、今後も返礼品として復活する見込みは全くありません。

総務省は2017年4月1日に「金銭類似性の高いもの(プリペイドカード、商品券、電子マネー・ポイント・マイル、通信料金等)を送付しないようにすること」という総務大臣通知を出しています。これには使用できる地域が限定されているものも含まれていましたが、これは地域限定の条件については緩和されています。
ふるさと納税に係る返礼品の送付等について - 総務大臣通知(2017年4月1日)

 

返礼品よりも「とにかく現金派」と思う人には世知辛い状況ですが、そんな中でも実は「現金化できる・現金化しやすい返礼品」が極々少数ながら存在しています(いつ消えても不思議ではありません)。

ふるさと納税制度の趣旨に反するので、返礼品の換金・転売は好ましい行為ではありません。ただし、これは換金性のある返礼品を用意している自治体(と所管している総務省)の責任でしょう。

 

今回は、過去にないほど選択肢が狭まってしまったキャッシュ派の人に向けて、なるべく換金に手間のかからない返礼品をご紹介したいと思います。

正直、自治体も総務省の圧力に屈してしまって、ほとんど残っていないので過度な期待は禁物です。残っているのは、「グレーゾーン」「まだ気付かれていない総務省の調査結果にもない)という返礼品です。

換金方法と換金性のある返礼品

それでは前提とする換金方法と実際に現金化できる返礼品の紹介を紹介していきましょう。

そもそもの価格が分からないものや、生鮮食品・期限のあるものなどは全て対象外です。

 

前提とする換金方法

まずは返礼品の換金方法ですが、換金する方法としては一般的に下記のようなルートが考えられます。

  1. ヤフオクなどのオークション
  2. メルカリなどのフリマアプリ
  3. リサイクルショップ・金券ショップ

 

オークションやフリマは、手間を厭わず時間をかければ高く売るテクニックがありますね。

しかし、それにはノウハウや一定のリテラシーが必要となってくるため、「万人に使えるものではない」ということで対象外にしています(一応、メルカリ・ヤフオクで高く売れている実績のある返礼品も後のほうで紹介しておきます)。

ここでは、店舗もオンラインもある「リサイクルショップ・金券ショップ」を使って、相場をにらみつつ買い取りによる換金をすることが前提です。

 

換金性のある返礼品一覧

まず最初に「現金化」という言葉でイメージするのは、商品券・ギフト券などの金券類ですね。冒頭に書いたとおり、2017年の総務大臣通知で控えるように言われていたものです。

昨年であれば静岡県小山町に還元率40%のJCBギフトカードがありましたが、2019年はクレジットカード会社(ブランド)のギフト券や全国共通商品券はありません。残念ながら総務省も絶対に認めないでしょう。

JCBギフトカード1万円分

 

代わりに候補となるのが、いまだグレーゾーンではある特定企業で使えるギフト券です。これは色々とあるように見えますが、換金を見据えると驚くほど候補が少なくなってしまいます。

以下が対象となるギフト券・商品券です。

兵庫県三木市
サーティワンアイスクリーム バラエティパックギフト券2枚(ふるなび)

静岡県小山町
サーティワンアイス商品券8枚(4,000円分)(ふるなび)
リンガーハットグループ共通商品券8枚(4,000円分)(ふるなび)

・・・以上です。換金を前提にすると非常に厳しいです。

そして、上記は「気付かれていない高還元率」と「グレーゾーン」なので、6月までに消える可能性を想定しておいた方がいいでしょう。

 

そもそもですが、金券類は扱っているサイト自体が少ないです。リサーチ能力のない人が使う「ふるさとチョイス」は扱うわけもなく、静岡県小山町のAmazonギフト券で騒がせた「ふるなび」を筆頭に、他には「さとふる」が扱っているくらいですね。

「ふるなび」の特典・ギフト
「さとふる」の旅行券・チケット(どれも現金化は厳しい)

返礼品一覧を見ると色々とあるように見えますが、ほぼ全てが換金性のない(現金化が難しい)返礼品です。

きっと今後も総務省が認めている特定施設や地域内で使える商品券類は残るでしょうが、最終的に自分で消費する覚悟がないかぎりは金券ショップなどでの買取には不向きなので避けましょう。換金率が極端に悪かったり、なかなか売れません。実際には売れないこともないですが、「その地域の人が喜んで買うだろう」と安易に考えるほど簡単ではないのが実情です(特に期限があるものは要注意です)。

 

返礼品にあるギフト券・商品券の換金率

2019年に入ってからは「存在しない」と言えるレベルの金券類ですが、念のため寄付金に対する換金率も確認しておきましょう。

サーティワンアイスクリームのバラエティパックギフト券は、Amazonでサーティワンアイスクリーム公式が2,250円で出品していますが、実際は店頭で1950円~で販売されている商品です。この店頭価格を採用して還元率などを算出しています。
サーティワンアイスクリームバラエティパックギフト券(レギュラーサイズ6個入) - Amazon

Amazonで販売中のサーティワンアイスクリーム商品券

 

換金率は「寄附金額 x 還元率 ÷ 買取価格」で算出します。

換金率寄附金額と返礼品還元率買取相場
23-27%31アイス バラエティパックギフト券39.0%60-70%
19-23%31アイス商品券29.6%65-80%
17-23%リンガーハットグループ共通商品券29.6%60-80%

寄附10,000円の返礼品を換金すると1,700-2,700円(換金率17-27%)くらいになるという結果になりました。

そもそもの還元率が総務省の締め付けにより3割で頭打ちのため、そこからの買い取りとなると換金率も軒並み低調ですね。

昨年の返礼品より低下したことは間違いありませんが、ほぼ現金のJCBギフトカードの場合でも3,800円(換金率38%)程度でした。実は昔も異常に高かったわけではありません。

あとは、本来は税金で納めるだけだったお金を「少しでも現金に換える」か「返礼品としてもらう」かの判断になります。

 

サーティワンアイスクリーム バラエティパック ギフト券

サーティワンアイスクリームの商品券・ギフト券は「グレーゾーン」なので、もし利用する場合は早めに動いたほうが良いでしょう。

 

特に兵庫県三木市の「サーティワンアイスクリーム バラエティパックギフト券」は還元率40%なので、小山町のように還元率を30%まで下げることになると予想されます。現状、買取価格は低いですが、還元率が高いので、出来上がりの換金率が高くなっています。

サーティワンアイスクリーム バラエティパックギフト券
サーティワンアイスクリーム商品券
リンガーハットグループ共通商品券

2019年6月以降、静岡県小山町はふるさと納税の税制優遇の対象外になります。寄付するなら必ず5月中に行いましょう。返礼品が消えるのも時間の問題です。

 

その他の現金化できそうな返礼品

ここからは、オークションやフリマアプリなどで売ることを前提にした現金化です。

総務省の言う「金銭類似性」ではない返礼品で、これまで「ある程度の換金率になる価格」で実際に売れている電化製品(家電)がメインになります。

3年前までは一世を風靡した家電の返礼品ですが、これも今では「極端に低い還元率」「大多数の自治体が撤退」という憂き目にあっています。金券よりも取り扱うサイトが減って、まだカテゴリとしてあるのは「ふるなび」「ふるさとプレミアム」だけですね。

 

家電の換金率はシンプルに「売却価格 ÷ 寄附金額」で求められますが、重要なポイントは「そもそも返礼品の還元率が高いこと」です。これが必須です。

  • 10万円の寄附で5万円(還元率50%)の返礼品をもらい、それを値下げして4万円で売っても換金率40%です
  • 10万円の寄附で3万円(還元率30%)の返礼品をもらい、それが同値の3万円で売れたとしても換金率30%です

返礼品の還元率が高ければ、多少は値下げして売ったとしても換金率(利益率)は高く保てます。

オークション形式だとしても、もらった返礼品が定価を超えるプレミアム価格で落札されることは考えられません。

とにかく自分で売る場合は高還元率な返礼品の一択です。

 

高換金率な電化製品

上記の前提を踏まえた高還元率な家電ですが、すでに新潟県燕市の家電(TWINBIRD製)しか残っていません。ランキング常連の人気な返礼品ですね。

電化製品の人気返礼品ランキング(ふるなび)

 

他の自治体のでは iPadやラップトップPC(ノートPC)などもありますが、これらは上手に実勢価格を参考に還元率30%となっています。

オークションやフリマで売れる価格が実勢価格を上回ることはない(普通に買った方が安い)ので、還元率30%の返礼品を売っても換金率は30%未満になるということを忘れないでください。

そして、今や「還元率3割を超える高還元率」と言えるのは新潟県燕市を残すのみとなっています。

ふるさと納税の返礼品
ふるさと納税で「高還元率な家電」の返礼品は新潟県燕市を残すのみ

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ただし、これも「グレーゾーン」かつ「高還元率(還元率3割以上)」なので、いつ消えてもおかしくはないリストでもあります(隣の三条市は撤退しているので、むしろ残っているのが不思議な状態です)。

「ふるなび」の電化製品一覧(燕市はこちらのみ)
「ふるさとプレミアム」の返礼品一覧(燕市の家電はありません)

 

実際に売れた場合の換金率

それでは新潟県燕市の家電を例にとって、実際に換金した場合のシミュレーションを載せておきたいと思います。

燕市には「ふるなび」の家電カテゴリで根強い人気を誇る「全自動コーヒーメーカー(CM-D457B)」があり、これを返礼品として受け取って売った場合の計算です。

全自動コーヒーメーカー

 

この人気のあるコーヒーメーカーを売る場合、市場価格・必要な寄付金・落札相場は下記のようになっています。

  • 楽天市場では最低価格37,800円の商品です(楽天市場での価格
  • 燕市で寄附金額70,000円の返礼品です(還元率54%)
  • 過去の落札価格は32,500-34,000円です(落札実績

 

上記から計算できるとおり、このツインバード工業の「全自動コーヒーメーカー(CM-D457B)」を売ることができれば、70,000円の寄附で33,000円程度(換金率47%)の現金を得ることができる計算になります(送料は未考慮)。

金券類を売っても換金率20%前後だったことを考えると、この50%近い換金率は魅力的に思えますね。

ヤフオクやメルカリで売りさばくノウハウなどがあれば、もっと高く売れるのかも知れません。ただし、同時に売れ残りのリスクを抱えることにもなるので注意が必要です。

 

燕市にある還元率の高い電化製品については下記の記事を参考にしてください。実際の落札状況や落札価格は「オークファン」などのサイトで確認することができます。

ふるさと納税の返礼品
ふるさと納税で「高還元率な家電」の返礼品は新潟県燕市を残すのみ

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オークションやフリマで売ろうとする場合、最後は自分で使う・消費するという選択肢を残せるものがオススメです。

家電も少し条件が緩和されそうですが、当初から「総務省が避けるべき返礼品」としていたものです。狙っているものがリストから消えないうちに手に入れるようにしましょう。

 

確定申告で所得税の還付で早めに現金を受け取ることも

最後に細かい話ですが、確定申告にして所得税の還付を受ける場合、ワンストップ特例制度を利用するよりも早く現金を手にすることができます(どちらでも寄附金による最終的な控除額は変わりません)。

確定申告とワンストップ特例制度の比較表

さとふる

ワンストップ特例制度を使うと「寄付金-2000円」が住民税のみから軽減されますが、確定申告にすると所得税が振込で先に還付され、残りを住民税分として軽減されます。繰り返しますが、どちらも「寄附金額-2000円」という控除額は変わりません(どちらがお得という話ではありません)。

 

いまだに確定申告を「面倒くさそう・難しそう」と勘違いしている人も多いですが、それは「経験したことがない」というだけの食わず嫌いです。ワンストップ特例制度(寄附先は5自治体まで)を前提にしなくて良くなるメリットもあるので、ぜひ挑戦してみてください。

ふるさと納税のワンストップ特例制度
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2019年に入って総務省が本格的に動き出したこともあり、ふるさと納税を現金化するのは厳しい状況です。

残念ながら状況が好転する可能性は低いので、今できることで最善だと判断したことに素早く行動することをオススメします。この記事でご紹介したのは一部ではありますが、どれも消えてしまう可能性があるものです。

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