無料でビットコインをもらう方法として、2017年の仮想通貨バブルから一貫してオススメしているのはFreeBitcoin(フリービットコイン)です。バブル崩壊後に同業他社が軒並み撤退したので、もはや他に選択肢がない不動の一強状態ですね。
しかし、このような仮想通貨を無料で配布するフォーセット(Faucet)と呼ばれるサイトは、常にサイトが突然閉鎖されてしまうリスクがあります。2013年から続く最大手の老舗とはいえFreeBitcoinも例外ではありません。
また、FreeBticoinも然り、フォーセットで受け取った仮想通貨は「出金して初めて価値になる」ということに注意してください。サイト上の残高でしかないうちは、単なる数字の表示でしかなく無価値です。そのまま運営者が逃げてサイトが閉鎖されたら終わりです。
フォーセットに限らずですが、サイトや取引所には出金できなくても諦められる金額だけを置いておくようにしましょう。FreeBitcoinにはEARN BTC の利回り(年率4.08%)を期待して、多額のBTCを預けている人もいると思います。FreeBitcoin自体は2013年から10年以上の運営歴があるので信用度は高いと考えていますが、それでも注意するに越したことはありません。
年率4.08%!含み損のビットコインはFreeBitcoinに預けて増やしましょう
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ということで、今回はまさかの坂に備えて FreeBitcoin から出金する方法を紹介したいと思います。出金と利確は正義です。
FreeBitcoinからの出金パターン
FreeBitcoin からの出金は、全てのページ上部に存在する "WITHDRAW" ボタンから進めます。ボタンを押すとモーダルウィンドウが開くので、そこで出金方法や金額などを指定してください。
FreeBitcoinからの出金方法のオプションですが、「自動・手動」と「出金までの早さ」の違いで以下の3パターンが用意されています。
- AUTO(自動出金)
- SLOW(ゆっくり)
- INSTANT(即時)
3つあるうちの1だけ自動的な出金で、残りの2・3は任意のタイミングで手動で出金を指示することになります。
どのパターンも、FreeBitcoin 側が出金処理を行った時点で Transaction ID が記載されたメールが送られてきます。自分が出金の操作をした時点では、何も連絡なくBTC残高が減るだけです。これは問題のない正常な動作なので、不安になって問い合わせたりしないよう注意してください。
それでは、それぞれの方法について詳しく説明していきます。
AUTO(自動出金)による出金
まずは "AUTO" ですが、これはFreeBitcoinにある全ての残高を毎週日曜日に自動的に出金するものです。上部にある "AUTO WITHDRAW" にチェックを入れておくだけで、下にある"COUNTDOWN TO NEXT PAYOUT"のタイミングで出金されます。
送金手数料は次に説明する"SLOW"と同じ低めの設定になっています。
引き出せる最低出金金額は 0.0003 BTC(30,000 satoshi)で他の出金手段と同じですが、自動出金の場合は引き出せる最低金額になっていない場合は翌週日曜日に持ち越しとなります。
"AUTO" の自動送金は引き出し忘れがないので最も安全ではありますが、BTC残高に毎日複利で利息が付利される "EARN BTC" のメリットを放棄することでもあります。年率 4.08% の金利は決して小さくないので、"AUTO" には出金してしまうデメリットがあることも理解したうえで選択してください。
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私個人としては、FreeBitcoin を使う意味は "EARN BTC" の利息にある考えているため、毎週の自動的な出金は非常にもったいないと思います。非推奨です。
SLOW(ゆっくり)による出金
次は "SLOW" のオプションです。"SLOW" という表現になっていますが、実際にはこれが「通常の出金依頼」という認識で問題ありません。この後に説明する "INSTANT" が手数料を多めに払って特別に早くなるだけです。
こちらは手動による出金で、"AMOUNT"(出金金額)と "BITCOIN ADDRESS"(送金先のウォレットアドレス) を入力して、 "2FA"(Google Authenticator, Google認証システム)の認証をするだけです。
出金のタイミング(TIME TAKEN)は 6-24 Hours となっていて、画面下部にある "COUNTDOWN TO NEXT PAYOUT" の時間になったら出金されます。見ていると6時間おきに処理をしているようですね。
この時間がきたらFreeBitcoin側で出金を処理するので、実際にウォレットに着金するのはビットコインのトランザクション状況によります。blockchain.comなどで混雑状況を確認しておきましょう。メモリープール(Mempool)に万単位の未確認取引があると少し時間がかかります。
未確認取引 - blockchain.com
BTCに限りませんが、通貨の価格が高騰するとトランザクションのボリュームが増える傾向にあることだけは覚えておいてください(着金までに時間がかかるということです)。これは利益確定のためにウォレットから取引所への送金が増えることによります。
実際の運用はカウントダウンの時間に関わらず行われている可能性があり、カウントダウン4時間と表示されていても1時間後には着金することもありました(過去にも同じアドレスへの出金経験があり、不正利用の可能性がないからかも知れません)。
INSTANT(即時)による出金
最後は "INSTANT" のオプションです。"INSTANT" というだけあって、出金までの時間が15分間隔と大幅に短縮されています。これが即時出金の位置づけですね。
こちらも手動による出金で、"AMOUNT"(出金金額)と "BITCOIN ADDRESS"(送金先のウォレットアドレス) を入力して、 "2FA"(Google Authenticator, Google認証システム)の認証をします。
出金のタイミング(TIME TAKEN)は ~15 Minutes となっていて、これは15分おきに送金処理をしているということですね。このバッチの間隔に噛み合えば、出金指示から数分で出金される可能性もあります。
"INSTANT" も "SLOW" と同じで、あくまでも FreeBitcoin からの出金です。"INSTANT" は手数料が高め(SLOWの4倍程度)に設定されているので、"SLOW" よりは早く着金しますが、それでも着金までの時間はBitcoinのトランザクション状況(承認状況)によります。混雑していると送金先への着金まで時間がかかります。
未確認取引 - blockchain.com
かなり早い段階でブロックチェーン上で出金自体は確認できるので、焦らずにマイナーにConfirmationされていくのを見守りましょう。例えば、BitFlyerだとConfirmationが3つで入金となります。
FreeBitcoinからの送金方法のまとめ
それでは最後に FreeBitcoin からの送金方法を比較した表を載せておきます。送金手数料などは2023年12月現在のもので、この手数料はBTC価格やトランザクション状況によって変更されます。
送金方法 | AUTO | SLOW | INSTANT |
依頼 | 自動 | 手動 | 手動 |
最低出金金額 | 30,000 satoshi | 30,000 satoshi | 30,000 satoshi |
出金手数料 | 3,838 satoshi | 3,838 satoshi | 16,313 satoshi |
タイミング | 毎週日曜日 | 6-24時間以内 | 15分以内 |
上記の手数料では、日本円で230-1,000円相当の出金手数料となっているのが分かります(1BTC=620万円で計算)。
繰り返しになりますが、FreeBitcoin を使うメリットは FREE BTC で無料のBTCをもらうことに加えて、 EARN BTC で利息を毎日もらって複利運用できるところです。FREE BTCは確率の世界なので、続けていれば高額当選する日もいつかは来るでしょう。
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そして、出金するということは EARN BTC の年率4.08%の利息を放棄するということでもあるので、個人的には非常にもったいないという感じがします。最後は自分のリスク許容度によると思いますが、FreeBitcoin が突然消えても諦められるくらいのビットコインは残しておくなど、「EARN BTC を使わないデメリット」についても考えて欲しいと思います。
もし EARN BTCを使わないのであれば、正直なところ Moon Bitcoin などの CoinPot系のフォーセットを使う方が稼ぎは良いです。
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リスクとリターンを考えて、自分に合ったフォーセットサイトを選んで効率的なビットコイン集めをしてください。