日常生活

ウイスキー山崎55年の転売価格を調査した結果(2020年7月現在)

サントリーウイスキー山崎55年の転売価格

2020年6月30日から当選者のもとに順次届けられたサントリーの「山崎55年」ですが、今回はサントリーが懸念して色々と対策をしていた「転売」したときの価格を調べてみました。実際に電話やLINEで見積もりをとったものです(Webサイトの公開情報ではありません)。

私自身、海外からも色々と話はもらっていますが、今回は国内買取業者による買取価格に絞っています。

ちなみに、私の当初予想は思いきり外していたことが判明しています。悪しからず。

「山崎55年」の商品については、ボトル以外の写真などを下記の記事で紹介しています。興味があれば一度ご覧ください。

サントリーのシングルモルトウイスキー山崎55年
1本330万円!サントリー山崎55年の実物写真や特典を紹介します

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一部では「名前が刻印されているから定価割れでしか売れない」というようなコメントも目にしますが、発売直後の2020年7月現在で一体いくらくらいの提示が受けられるのでしょうか。

当初予想していた買取価格

冒頭に「思いっきり外していた」と書きましたが、当選した直後(2020年4月)に予想した価格を反省の意味を込めて振り返っておきたいと思います。

サントリーのシングルモルトウイスキー山崎55年
山崎55年に当選しました!買取価格・市場価値はいくらになる?

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当時、上記の記事で書いた私の予想は下記のとおりです。

  • オークションハウスで3,500~4,000万円の落札金額(手数料など含む)
  • 国内買取業者で2,000万円の買取価格

ベースは過去に実施された「山崎50年」のオークション価格と、当時提示されていた「山崎50年」の買取価格から予想しました。

「山崎55年」と「山崎50年」で注目するポイントとしては、商品価値(55年と50年の熟成期間)、販売からの経過年数(50年は2005年・2007年・2011年に販売)、希少性(セカンダリー市場への流通本数)といったところです。

この価格を計る観点に関しては、今も今後も変わらないと考えています。

「山崎55年」の買取価格

それでは、国内買取業者から提示を受けた「山崎55年」の買取金額一覧です。買取対象は付属品などを含む「完品」(ミニチュアボトルも含む)となっています。

買取業者形態提示金額
大黒屋買取買取不可
A社買取買取不可
B社買取現物確認後の見積
C社買取1,000万円
D社買取2,300万円
E社買取2,500万円
F社買取2,700万円
G社買取2,000-2,700万円
H社買取3,000万円~
I社仲介3,000万円~

実際に売却する予定はないので交渉はしていませんが、最初の提示価格としては上記のような価格帯になりました。

私の当初予想2,000万円を大きく超えています。

高額買取ということもあり、多くの業者で現物を保有していることの証明や当選者本人(ボトルにある氏名と同一人物)であることなどを求められました。

正直、オークションの落札価格などの参考価格もない中で、発売直後の買取価格でここまでの金額を出しているのは驚きではないでしょうか。

業者によって買取価格に開きがある理由

買取業者による買取価格の違いについて

では、買取を見合わせている業者は別にして、なぜ買取業者によって1,000万円~3,000万円までの価格差が生まれているかの説明です。

この価格差は非常に単純で、相手の業者に「優良な売り先があるか否かの違い」だけです。相対取引での売り先があるか否かということですね。

要するに、営業力・販売網がある業者であれば高額買取ができ、それがない弱小な業者は低く見積もっています。もしくは自社のマージンを大きく確保する強欲さの加減でしょう。一覧の中には独自に撮影した商品画像を「発売初日に公開」と掲載しているような業者もありますが、提示金額は最低価格で資本金と同じく大したことのない企業でした。売りさばく力がないのでしょう。

基本的に商品を流す先は中国を中心とした海外なので、現地のバイヤーもしくは最終消費者(愛好家やコレクターなど)への太いパイプがある業者ほど、高値の買取価格を提示することができています。

ただし、中国系を中心に2020年7月現在の段階では4,000万円を超えるオファーは皆無とのことです。海外からのオファーと買取価格の差額が買取業者の利益になるため、現時点で買取業者経由で4,000万円近い価格で売却するのは難しいと思われます。

そして、この価格は次に書く海外オークションにも波及します。

海外オークションで売った方がお得なのか

海外オークションに山崎55年を出品するべきか

過去に4,700万円になった「山崎50年」の例を見ると、サザビーズやクリスティーズなどの海外オークションで売却したほうが良さそうだと考える人もいるでしょう。

しかし、国内の買取価格よりは高く落札されるとしても、必ずしも海外オークションに出品するほうが良いとは言えません。

海外オークションは出品者手数料があるため、落札金額(ハンマープライス+落札者手数料)の約75%が落札者の取り分となります。その出品者手数料を控除して計算すると、海外オークションで4,000万円で落札された場合の手取りが、買取業者に3,000万円で売却するのと同水準となります。

まだ「山崎55年」はオークションに出品されておらず参考価格もない状態のため、売り急ぎたい人以外はリスクをとってオークションに出すファーストペンギンになる必要はないでしょう。現時点でも国内の買取業者には何件も売却の話があるようなので、バイヤーやコレクターがオークションで歴史的な高額をビッド(入札)する可能性は低いのでないかと考えます。

まだ流通量が一定数あり国内買取業者が買い取れる状況が続く限り、オークションでの落札価格の上値を押さえることになるのではないでしょうか。

今後の値動きの展開

山崎55年の転売価格の今後を予想

最後に、「山崎55年」に関する今後の値動きの予想を書いてみたいと思います。

結論、以下を根拠として、買取価格4,000万円(オークション落札価格5,300万円相当)に到達する日は遠いと予想します。

  • 「山崎50年」と違い、オークション主導で価格形成が行われていない
  • 海外バイヤーが4,000万円弱のオファーまでしか出していない
  • 海外バイヤーを売却先として3,000万円前後で国内業者の取引が成立している
  • 国内での買取が続く限り、オークションでも「山崎50年(2005年)」ほどのビッドは起こりえない

多くの人が想定していた通りだとは思いますが、現在のところ相応の本数が転売市場に流れていると考えられます。そのため、「山崎50年」を参考価格とした商品価値で高値は形成していますが、流通量が多い(希少価値が低い)という点で価格が下がっている状況です。

「山崎55年」には誰も予想していなかった50mlのミニチュアボトルも付属していました。そのミニチュアボトルを含む完品を対象としたプライシングであると考えると、現在の価格は期待に対して「かなり低い」と言わざるを得ないのかも知れません。

いずれにせよ、まだ全ての関係者が手探り状態で適正価格を探っている状態なので、引き続き市場価値については飽きるまで継続的に調査していきたいと思います。

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