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バリューコマースで広告経由のセルフバック(自己購入)が禁止されました

ValueCommerce(バリューコマース)のロゴ

 

2018年12月3日(月)にバリューコマース・アフィリエイト・プログラムのアフィリエイトサイト運営者利用規約が改訂されました。

全く悪意がなくても利用規約違反になる可能性がある内容も含まれているため、今回の規約改訂は内容を注意して確認しておく必要がありそうです。

 

ちなみに、もともとバリューコマースは小まめな規約改訂を繰り返していて、東証一部上場企業らしく法的リスクを適切に管理している企業です。

 

ということで、今回のValueCommerceの規約改訂について、気を付けた方が良いポイントを簡単にまとめて、ValueCommerceが見ているポイントや今後の対策を考察していきましょう。

バリューコマース利用規約で改訂される内容(2018年12月1日適用)

今回の改訂内容は単純明快で、「自分が運営するサイトに貼ったValueCommerceの広告から、自分が注文して成果報酬を得ようとすることを禁止する」という内容です。

端的に「自分で貼った広告経由のセルフバック(自己購入)を禁止する」という内容ですね。

アフィリエイト利用規約改訂の内容

厳密にはセルフバックと呼ぶのか微妙なラインですが、ここでは自分でサイトの掲載広告を経由して成果発生・受取することをセルフバックと書いています。

 

改訂内容に関する解釈のポイント

改訂内容を読み解くうえでのポイントとして、少し広義な「自ら注文を行なってはならい」という表現です。

これは「注文時点 = 成果発生の時点」でアウトと解釈でき、「報酬の確定」や「報酬の受け取り」よりも前段階の行為が禁止されたと読むべきでしょう。

さすがに一発レッドカードのような対応はしないと思いますが、アフィリエイト・プログラムの利用者は利用規約に同意しているわけなので、運営会社のバリューコマースが禁止とした行為には抵触しないように注意する必要があります。

 

自分の注文であることはバレます

広告出稿側の人間なので分かりますが、基本的にバリューコマースに広告主から個人情報(氏名など)が提供されることはありません(同意ない限り)。

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アフィリエイトの成果報酬が承認されない(却下される)理由と対策

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しかしながら、バリューコマースは、注文(コンバージョン)した利用者が、少なくとも「アフィリエイト・プログラム参加者か否か」を把握できていそうです。

というのも、バリューコマースの管理画面にログインしてCookieを見てみると、いくつかハッシュ化されたIDらしきものが確認できます(ニコニコマークのもの。上の方にあるGoogle AnalyticsやSatoriなどは無視しても大丈夫です)。

バリューコマースが設定しているCookie

 

これらのハッシュでユーザーを特定している可能性があり、これをコンバージョン時にバリューコマースに返していたら、バリューコマースは「コンバージョンしたのがサイト運営者の誰か」まで把握することができます(個人まで特定できます)。管理画面のサブドメインaff.valuecommerce.ne.jpで使っている下2つが該当しそうですね。

これくらいは普通にやっていると考えたほうが自然です。他にも何かあるかも知れないですし、アフィリエイターは下手に知恵を絞るよりも、ルールを順守することを心がけた方が良さそうです。

今後は自己クリックからの成果発生をせず、お知らせに書かれている代替手段の「バリューポイントクラブ」の利用を考えましょう。

バリューポイントクラブとは

それでは、禁止されたセルフバックの代替手段として書かれている「バリューポイントクラブ」とは何なのでしょうか。このサイトは利用する価値があるのでしょうか。

バリューポイントクラブTOPページ

 

分かりづらいですが、バリューコマース管理画面の右上にあるバナーから進めますね。他にも、提携済みプログラムで「自己購入」ボタンを押すと遷移するサイトです。

バリューポイントクラブへのリンク

 

簡単に言うと、バリューコマースが運営するポイントサイトで、アフィリエイター以外でも登録して使うことができます。

ValueCommerceのアカウントを持っていれば、口座を連携させることができて、バリューポイントクラブで得たポイントが自動的にバリューコマースのアフィリエイト成果報酬に加算される仕組みです。

 

バリューポイントクラブの利用は慎重に

今回のアナウンスで「バリューコマースは自己購入が禁止」「これからはバリューポイントクラブ経由で購入すること」は理解できましたが、実際にバリューポイントクラブを素直に使うかは別問題です。

私が思う結論は「最後の選択肢としておきましょう」です。

 

いくつか私が提携しているプログラムを見てみましたが、全て「アフィリエイト報酬 > バリューポイントクラブのポイント」でした(規約に抵触する可能性ありそうなので、具体的な数字は載せません)。要するに、バリューポイントクラブ経由で利用すると自己購入よりも損をするという話です。

その差額がバリューコマースの収益になるのは理解できますし、それが今回の規約改訂の狙いなのも理解できますが、そのような話はアフィリエイターには何の得もないですよね。

バリューコマース以外のサイトの自己利用(自己購入)・セルフバックについても調べているので、下記の記事を参考にしてください。

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今後はポイントサイトと比較しながら利用しましょう

ということで、今後は下記のようにうまいこと対応しながら、くだんのバリューポイントクラブと付き合っていくことになりそうです。

  1. 自分のサイトのバリューコマース広告から注文/購入はしない(ルールは守る)
  2. 利用したいサービスがあったら、他のポイントサイトとバリューポイントクラブの報酬を比べる
  3. より高い報酬になるサイト経由で利用する

 

少しでも得するために手間を惜しまず、きちんと比較することが重要だという話ですね。

正直、比較対象となるポイントサイトは多くないので、調べに行くまでもないサイトには登録しておく必要もありません(まともに貯められるポイントは少ないので)。まずは登録して、その日が来るときに動けるようにしておきましょう。

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アフィリエイトプログラムの参加者として最低限のルールは守りつつ、自分の利益を守るためにも頭を使っていかないといけませんね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。この記事が、バリューコマースの利用にあたってのお役に立てば幸いです。

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